
今回は、日本の暮らしに古くから伝わる冬の準備(冬支度)として、柿の渋抜きに挑戦しました。渋柿はそのままでは食べられないため、秋の終わりから冬に向けて、家庭でも農家でも工夫しながら渋を抜いてきたと言われています。

子どもたちにも実際に柿に触れ、渋い理由や“どうして甘くなるのか”を聞きながら体験してもらいました。

「本当に甘くなるの?」「早く食べてみたい!」と興味をもって参加する姿があり、昔から続く冬の食べ物づくりに自然と親しむ時間になりました。
こうした体験を通して、日本に受け継がれてきた季節の準備や、食べ物の知恵に触れるきっかけになればと思います。
10日後…
ほとんど渋みが抜けたところで、おやつにみんなで食べてみました。

「甘い!でも奥にえぐみが潜んでる…!」
これは熟成の味だね…など、まるで小さなグルメ評論家たち。
気付けばおやつの時間は、“秋の味覚を語るミニ食レポ大会”と化し、笑いがこぼれる和やかなひとときでしたね
