朝夕と日中の寒暖差があり、疲れやすく体調も崩しやすい時期ですが
友達の顔を見るとたちまち元気が湧いてくる心咲さんです。
暑すぎる日は、ひんやり冷たくて面白い活動を!
という思いから「スライム作り」に予定を変更したこともありました。

スライム作りは3種類の水を計量カップで計り、まぜていくだけですが
水を混ぜていく過程で状態変化を体験する
「不思議さ」に面白みがあり、つい、虜になってしまうようですね。


はじめは箸にまとわりつく、ごくわずかのスライムの赤ちゃんです。
さらさらの水とスライムの赤ちゃんに分離している状態です。
「先生、これじゃあ小さいよ。全部スライムにしたい」
→そーっとしておくとどうなる!?
→ホウ砂水を足せばいいんじゃないかな?
「一個になってる!」
「かたまっている!」
「大きな宝石みたいだね。」
「そっとしておくことも大事なんだね。」

→「Hくんのをまぜてみたらどうかなあ」
「よし、やってみよう。」
レシピ通りの分量を計ってまぜることの大切さ
そして、かき混ぜることばかりにとらわれていたようですが
仮説を立ってながら実験・考察の繰り返しで科学的な気付きになっていました。
先生や友達と一緒に同じように作っているはずなのに
何かが違う。なんでだろう・・・と疑問が生まれたり
友達と一緒に同じゴールを目指す過程を楽しむことを
味わうことが出来るのは
人間関係のよい環境下で生まれやすいと考えています。
気持ちのコントロールや相手の立場に立って考えるスキルは
まだまだ伸びしろの子どもたちですが
活動を振り返ると頼もしく感じています。

集団活動の中で生まれる
「友だちっていいな。」という感情体験を通して
社会生活で生き抜く力のタネを育てているところです。
